裁判員制度が始まりました。
裁判官の隣に座っているのはあなたかも・・・
最終更新日:2023年12月13日
裁判員制度が始まりました。
裁判官の隣に座っているのはあなたかも・・・
みなさんが裁判員として刑事裁判に参加し,裁判官と一緒になって被告人が有罪かどうか,有罪ならどのくらいの刑の重さにするかを決める制度です。
那覇地裁では,平成26年の裁判員候補者は2,800人くらい選んだそうです。
沖縄の有権者が約110万人ですから裁判員候補者は1,000人に2.5人くらいになると思われます。宝くじよりは当たりそうですね。
裁判員は,2,800人の候補者の中からさらに選ばれるのですが,1件につき裁判員6人,予備の裁判員(補充裁判員)2名を選ぶということで計算しますと,沖縄で発生した裁判員裁判の対象となる事件は平均15件(平成23~26年)でしたので,120人という計算になります。
広くみなさんに参加してもらう制度ですから,裁判員は原則として辞退できません。ただ,70歳以上であるとか,学生さん,妊婦さん,病気やけがをしている方,経済上重大な不利益が発生するようなときなどは辞退できます。
どういう理由で辞退できるか一概には言えませんので,裁判に参加できないような理由があるときは,正直に裁判所に申し出てください。
沖縄で裁判員裁判が行われるのは「那覇地方裁判所」だけですが,県内に住民票を置いている有権者でしたら,離島の方も裁判員や裁判員候補者に選ばれる可能性はあります。
もちろん那覇までの交通費,航空運賃や船賃,必要があるときは宿泊費も支給されます。
那覇地検では,裁判員制度についての説明会を随時行います。説明会の内容や時間はご要望に応じて計画しますので,お気軽にお問い合わせ下さい。
政府インターネットテレビにおいて,裁判員制度広報用アニメ「総務部総務課 山口六平太 裁判員プロジェクトはじめます!」の動画配信中。