裁判っていうのはね,裁判所で,裁判官が罪を犯した人に,どんな罰を与えるかを決める仕組みなんだ。
でも,裁判官が自分で犯人を捜してきて裁判をするわけじゃなく,検察官が犯人を起訴して,裁判にかけるんだ。
裁判には,裁判官・検察官・弁護人や,起訴されて犯人と疑われている被告人も出席するんだよ。
裁判では,検察官が,被告人はどんな罪を犯したかを裁判官に告げ,その証拠を示すんだ。
そして,その犯罪の被害の大きさ,犯罪のやり方などを考えると,このくらいの重さの罰がふさわしいと意見を述べる。
逆に,弁護人は,被告人のために,その言い分を裁判官に述べる立場なんだ。
例えば,「被告人は本当は犯人ではない。」とか,「軽い罰を与えるべきだ。」ということを主張 するんだよ。
そこで,裁判官は検察官と被告人・弁護人の言い分をよく聞き,判決をするんだ。
罪を犯した人は,罰を受けなきゃならないし, 罰として刑務所に入ることだってあるんだよ。