経歴
昭和37年 千葉県生まれ
昭和63年 検事任官
東京地方検察庁を始め複数の地方検察庁、法務省等で勤務後、高知地方検察庁検事正、法務省保護局長、最高検察庁監察指導部長、同総務部長、同公判部長、広島高等検察庁検事長、東京高等検察庁検事長を経て
令和6年7月9日就任
最終更新日:2024年8月26日
経歴
昭和37年 千葉県生まれ
昭和63年 検事任官
東京地方検察庁を始め複数の地方検察庁、法務省等で勤務後、高知地方検察庁検事正、法務省保護局長、最高検察庁監察指導部長、同総務部長、同公判部長、広島高等検察庁検事長、東京高等検察庁検事長を経て
令和6年7月9日就任
この度、検事総長に任命されました畝本直美と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
検察の使命は、厳正公平・不偏不党を旨とし、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用・実現することにあります。これによって、社会経済秩序を維持し、安全・安心な社会の実現に寄与できるものと考えています。国民の皆様からの負託にお応えできるよう、日々生起する様々な事件に、公正かつ誠実に向き合い、法と証拠に基づき、適正妥当な処分を行っていきたいと考えています。
近時の犯罪情勢を見ますと、刑法犯の認知件数が増加に転じ、体感治安を揺るがす重大凶悪事件、特殊詐欺事件、児童虐待事件は依然として後を絶たない上、新しい手口の犯罪も次々と現れています。加えて、社会のあらゆる分野でデジタル化が急速に進み、犯罪の組織化に拍車がかかっている上、匿名で多くの物事が行われるようになり、また、国境を越えて非常な広がりをもって犯罪が増えるなど、検察を取り巻く状況は大きく変化し、真実の解明や立証がますます困難になってきています。こうした中においても、検察がその役割を果たすため、時代や社会の変化を的確に捉え、組織全体として、捜査・公判能力の更なる向上に取り組みたいと思います。また、犯罪被害者支援、再犯防止、社会復帰支援の視点を入れた検察活動を行っていきたいと考えています。
検察が国民の信頼という基盤に支えられていることを心に刻み、全国の検察職員が、その職責を深く自覚し、熱意をもって職務に取り組むよう、力を尽くしたいと思います。