検察は、犯罪の真相を解明して犯人に適正な処罰を加え、社会の正義と安全を守る役割を担っています。検察官は、刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督しています。
これらの仕事を行うために検察官とともに検察事務官が配置されています。
最終更新日:2024年2月19日
検察は、犯罪の真相を解明して犯人に適正な処罰を加え、社会の正義と安全を守る役割を担っています。検察官は、刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督しています。
これらの仕事を行うために検察官とともに検察事務官が配置されています。
警察との違いは??
被疑者を逮捕したり証拠を集めたりして捜査を行うのが警察であり、警察等から送られた事件を捜査し、裁判にかけるかどうかの処分を決めるのが検察官です。また、政治家の活動事件や大規模経済事件等は、検察官が最初から独自に捜査を行うこともあります。
検察庁は、各裁判所に対応して置かれ、最高検察庁、高等検察庁、地方検察庁、区検察庁の4種類があり、右図のとおり最高検察庁を頂点とするピラミッド型に組織されています。
地方検察庁は各都道府県の県庁所在地と北海道の函館・旭川・釧路を加えた50か所にあり、地方裁判所・家庭裁判所の管轄に属する刑事事件を取り扱っています。
愛媛県内にある検察庁には、「地方検察庁」と「区検察庁」の2種類があり、「地方検察庁」は松山市に、地方検察庁の支部が西条、宇和島、今治、大洲の4市にそれぞれ置かれています。
「区検察庁」は、「地方検察庁・地方検察庁支部」と同じところに置かれている5庁のほか、新居浜市等に置かれています。
メニューの「管轄区域・アクセス」から詳細を確認できます。
松山地方検察庁には、検事正以下、検察官及び検察事務官が置かれ、捜査・公判部門、検務部門、事務局等が配置されています。
捜査・公判部門
殺人や窃盗等の刑事事件の捜査、裁判所への公訴提起や公判立会等
検務部門
警察等から送られた事件の受理・処理手続、懲役刑の執行手続、罰金等の徴収等
事務局
庶務・人事等の総務、会計事務等
松山地方検察庁における令和5年の事件受理状況は、次のグラフのとおりです。
事件の受理件数は,近年減少傾向にあります。
松山地方検察庁における令和5年の事件の処理状況は、次のグラフのとおりです。