広島地方検察庁では,検察庁に来ていただいた学生・生徒さん(小学生~大学生)や一般の方を対象に広報を行う「移動教室」,検察庁の職員を学校や公民館等の施設に派遣して広報を行う「出前教室」を実施しております。
実施内容としましては,以下のメニューを用意しており,御依頼をいただいた方から実施時間や御希望をお聞きした上で実施内容を決めております。
お申し込みは適宜受け付けておりますので,是非とも御依頼ください。
また,主に中学生を対象とした職場体験学習の受入れも行っておりますので,学校関係者の方も御一考ください。
パワーポイントを使用して,検察庁の業務内容,刑事事件や刑事裁判の流れなどについて説明します。
パワーポイントを使用して,裁判員制度について説明します。
検察官が執務し,取調べも行っている「検察官室」,刑事事件の受理,裁判の執行等を行う「検務官室」など,ふだんは見ることができない場所を見学できます。
法務省が作成した広報用DVDを御視聴いただくことで,検察官の仕事や裁判員制度についての理解を深めることができます。
例
検察官の仕事をドラマ仕立てで説明する「検事の姿」など
実際に使用している手錠,警棒及び金属探知機などに触れていただきます。
実際に捜査・公判に携わっている検察官に,「どうして検察官になったの?」,「検察官になるためにはどうすればいいの?」などいろいろな質問をしてみてください。
検察官と一度話してみませんか!
裁判所の法廷に赴き,実際の裁判を傍聴していただきます。
傍聴前には,刑事裁判の流れや傍聴する事件の概要について説明します。
法教育とは,法律専門家ではない一般の方々が,法や司法制度,これらの基礎となっている価値を理解し,法的なものの考え方を身に付けるための教育です。
検察庁では,法務省等で作成した法教育教材を使用した法教育も実施しています。
また,学校において法教育授業を実施されるに当たり,当庁の検察官・検察事務官を学校に派遣して協力させていただくことも可能です。
日本の将来を担う学生・生徒さんの育成のためにも,検察庁の法教育授業を是非とも御利用ください。
法教育のメニューは以下のとおりです。
法律関係者(検察官・検察事務官)と教育関係者(東京都品川区教育委員会)が共同開発した法教育教材を使用するものです。
少年2人が引き起こした引ったくり事件を題材とした,4部構成の法教育教材で,シナリオを使用した模擬取調べを行ったり,ワークシートなどを使用して,犯罪を起こした少年の気持ちやその親の気持ち,被害者の気持ちなどに触れ,少年の保護処分について考えていくことにより,法的なものの考え方を身に付けていきます。
第1部:どの時点で犯罪への道から引き返すか
第2部:一つの犯罪が巻き起こす周りの人達への影響
第3部:犯罪を犯した少年を立ち直らせるためには
第4部:身近なことからルールについて考えてみよう
※学年や授業時間によって,内容の変更が可能です。
学校において,担当教員の方に学生・生徒さんへ法教育を指導していただくことを目的として,毎年学校が夏休みの時期に,夏季教員研修を実施しています。
この教員研修は,小・中・高等学校の教員の方々を対象に,法曹三者が協働で実施しているもので,裁判傍聴や裁判官,検察官及び弁護士の講義などを受けていただくことにより,法教育の指導を行うことができるようになります。
また,裁判官,検察官,弁護士と話ができる貴重な機会でもありますので,是非とも御参加ください。
中学校社会科公民的分野で使用される「新しい社会公民」(東京書籍)の”模擬裁判をやってみよう”に基づき作成した資料を使用し,授業等で実際の模擬裁判を実施するものです。
シナリオ,ワークシートを使用しながら模擬裁判を実施し,有罪か無罪か,有罪であればどのくらいの刑にすればよいかについて,生徒さんが考え,評議することにより,法的なものの考え方を身に付けていきます。
通常版(約2時間)と短縮版(約1時間)があります。
広島地方検察庁検察広報官室
〒730-8539
広島市中区上八丁堀2番31号
電話:082-221-9440