再犯防止の取組

最終更新日:2024年7月17日

高知地検における再犯防止の取組について

 当庁では,再犯防止や社会復帰支援を目的として,いわゆる「入口支援」に取り組んでいます。
 また,令和2年度から,こうした入口支援を更に推進させるため,高知県の社会福祉士との連携をスタートさせました。
 
 〇入口支援とは(データ)    
  
 〇知っていますか?再犯防止(データ
                        

高知地検における再犯防止に関する活動実績

「令和5年度四国再犯防止シンポジウム」を終えて

【再犯防止に関するインタビュー記事の掲載】

 法務省のマスコットキャラクターであるホウリス君が、令和5年12月に開催された令和5年度四国再犯防止シンポジウムに登壇した当庁の筒井副検事に再犯防止に関するインタビューをしてみました。
 前記シンポジウムは終了しましたが、せっかくですので、本HPにインタビュー記事を掲載します(データ)。
再犯防止に関するインタビュー



【広報活動を行いました!】
 高知地検では、「誰一人取り残さない社会の実現」に向け、職員一丸となって再犯防止に取り組んでいます。
 前記シンポジウムの広報活動も職員一丸となって取り組みましたので、広報へ行った職員からのメッセージをご紹介させていただきます。

 〇広報第1弾(データ
広報第1弾
 〇広報第2弾(データ
広報第2弾

【検察広報官のつぶやき】
 前記シンポジウムのサブイベントでは、法的なものの考え方を身につけるための「法教育」をテーマとしたブースが設置されました。
 高知地検では、香美市立鏡野中学校でディジタルシティズンシップ教育に取り組んでおられます野川友志教諭と当庁の筒井副検事との対談の模様をパネル展示しました(データ)。
 「ディジタルシティズンシップ教育」とは?法教育との関係は?そこで見えてくる社会復帰支援の重要性とは?などといったことについて熱く語っていただきました。
 対談の様子を写真で少し振り返ってみたいと思います。(データ
サブイベント用パネルで展示したもの
↑サブイベント用パネルで展示したもの
撮影の裏側
↑サブイベント用パネルのメイキング画像
 

高知県主催の農福連携推進フォーラムに参加しました!

 令和6年2月6日に高知県主催の農福連携推進フォーラムに参加しました!
 本フォーラムでは、パネリストとして当庁の筒井副検事が登壇しました。
 パネルディスカッションでは、実際に「農福連携」につないだ事例の紹介や社会復帰支援の重要性等を説明しました。
 このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

 参加者写真

シンポジウム「再犯防止と加害者家族支援 被害者・加害者を作らないために地域ができること」に参加しました!

 令和6年3月20日、高知市文化プラザかるぽーとで開かれたNPO法人「World Open Heart」理事長の阿部恭子さんのシンポジウム「再犯防止と加害者家族支援 被害者・加害者を作らないために地域ができること」に参加してきました。

 日本には、犯罪が起きると加害者をバッシングする風潮がまま見られます。特に、社会の耳目を集める事件があったときなどには、そのバッシングは加害者の家族にも向けられ、しかも、それが事件が起きて間がない時期に湧いて出た不正確な情報が基になっていることが非常に多いようです。阿部さんたちは、そのような加害者家族の問題について啓発活動を行い、加害者家族からの相談を受け必要に応じて訂正記事を出したり記者会見を開くなどもして支援をされているそうです。
 加害者の家族をSNS等でバッシングするのは成熟した社会の姿と言えるでしょうか。しかも、それが正しくない情報に基づいて行われたりするのであれば、その行為のどこに正当性が見いだせられるのでしょうか。犯罪は憎まれるものですし、犯罪には被害者がいます。もしかしたらそのようなバッシング行為は、被害者のためにという気持ちで行われているのかもしれません。しかし、被害者はそのようなことは望んでいませんし、被害者や被害者遺族にとって本当に必要な支援はそんなことではありません。
 加害者家族への攻撃で、地域を追われ、最悪の場合自殺してしまう人もいるというお話もありました。このようなことをしていて誰が幸せになるのか、日本社会に明るい未来は待っているのだろうかなどと深く考えさせられたシンポジウムでした。
 私たちは、加害者にも家族がいるということを知り、「あなたは悪くない。高知にいていいんだよ。」という暖かい声を掛けられる寛容な社会を作ることが大事だと改めて感じました。ひいてはそれが加害者の更生に結びつき、新たな犯罪を防ぎ、犯罪によって傷つく被害者を産まないことにつながると思います。
 阿部さん、ありがとうございました。

(筒井副検事)
 

チラシ

高松高検佐藤検事長が、こうち絆ファームを見学・意見交換を実施しました!

 令和6年6月6日、高松高等検察庁の佐藤隆文検事長が来高し、安芸市で農福連携に取り組んでいる「一般社団法人 こうち絆ファーム」を高知地検職員らと共に見学しました。
 佐藤検事長は、こうち絆ファーム事業所内での作業状況やビニールハウスを見学した後、代表の北村氏や高知県安芸福祉保健所の職員らから、高知地検とも連携した日頃からの様々な取組状況について説明を受け、今後の協力・連携発展に向けた活発な意見交換を行いました。

倉庫

ナスハウス

会議

こうち絆ファーム主催のナス狩りのイベントに参加しました!

 高知地方検察庁職員でナス狩りのイベントに参加してきました!
  令和6年6月29日、高知県安芸市で農福連携に取り組んでいる「一般社団法人 こうち絆ファーム」のビニールハウスにおいてナス狩りのイベントが開催され、高知県内外を問わず、多くの方が参加していました。
 当庁からも検事正を始め、検察官や検察事務官まで幅広い職員が同イベントに参加しました。
 絆ファームは、いわゆる農福連携として、触法者の釈放後の受入先として当庁と連携している機関であり、社会復帰支援に関するやり取りをする中でナス狩りの話を伺い、交流も兼ねて参加させていただくことになりました。
 ナス狩りに当庁の職員が参加するようになって以来、年々参加者は増え、令和6年度においては検事正も含め25名もの職員が参加することとなりました。
 高知地検においては、こういったイベントでの交流などを通じ、関係機関との交流を年々強化しています。
 ナス狩りのイベントについても、来年度は更なる参加者の増員を目指し、高知地検における農福連携の取組の認知を広めていきたいと思います。

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