職員からのメッセージ

最終更新日:2024年9月13日

 鳥取地方検察庁で勤務する若手職員からのメッセージです。
 少しでも検察庁の仕事に興味を持っていただけたらと思います。

20代女性 検察事務官(令和6年度採用)

 私は、令和6年4月に鳥取地方検察庁に採用され、現在、検務官室で事件令状担当として勤務しています。事件事務には、警察等から送られてくる事件記録について、罪名や犯罪事実、被疑者の身上等に間違いがないか、逮捕等の手続きに法律上問題がないか等を点検する事件受理に関する業務と、検察官が決定した起訴や不起訴等の処分に応じて、必要な書類を点検したり、処分によっては、裁判所に書類を提出したりする事件処理に関する業務があります。また、令状事務には、勾留状等の令状の請求や点検に関する業務や、被告人の勾留更新の手続き、身柄の刑事施設への移送の手続きに関する業務等があります。日々携わっている業務には、時間的制限があるものもあり、正確かつ迅速な事務処理をすることを心がけています。また、業務上、検察庁内の部署に加え、警察署や裁判所等の他の機関と連携することもあり、正確な情報伝達の重要性を感じています。
 私は、刑事手続きの実務に関しては分からないことも多く、戸惑うこともありましたが、周りの方々の手厚いサポートにより、日々安心して業務に取り組めていると感じています。また、様々な業務に触れるため、日々知識の蓄積ができることも検察事務官の魅力の一つだと思います。
 検察庁には、様々な研修制度があり、私は、採用1年目の検察事務官が参加する初等科研修に参加し、基本的な法律知識や事務規程を学ぶことができました。この研修に参加していた他の検察庁の検察事務官とも研修を通じて仲を深めることができ、心強い存在となっています。
 私は、入庁して間もないですが、検察事務官の業務は幅広く、奥が深い仕事だと感じています。検察事務官に少しでも興味のある方は、検察庁へ足を運んでいただけたら嬉しいです。

20代男性 検察事務官(令和6年度採用)

 私は、令和6年4月に採用され、現在、総務課人事係で勤務しています。人事係は、職員の給与に関する業務、採用などの人事に関する業務等を行っています。
 検察庁に入庁して感じた魅力は、様々な面でとても働きやすい職場であるということです。休暇の取得、勤務時間の変更がしやすい雰囲気作りがされ、自分の都合に合わせた働き方ができる職場だと感じます。また、職員同士のコミュニケーションが円滑であり、明るく、とても話しやすい雰囲気の職場です。上司や先輩方は、分からないことを質問したときに丁寧に優しく教えてくださるので、私自身も不明点について、すぐに質問しやすい環境にあります。世間話や相談も気軽にできるため、精神的なストレスがなく、毎日楽しい気持ちで仕事に取り組めています。
 研修制度が充実していることも魅力の一つです。私は理系学部出身だったので法律知識はほとんどないまま入庁しましたが、入庁してすぐ行われた1か月間の初等科研修で、基礎的な法律や業務内容の知識を身につけることができました。初等科研修が終わった後は、実際に他の業務を経験できる研修があり、実践によって、人事係以外の検察庁の様々な業務について理解を深めることができました。働き始めてからでも研修によって必要な知識を身につけていくことができるので、法律知識がなくても心配する必要はありません。
 検察庁は日常生活ではなかなか関わることのできない分野を取り扱っていて、人生を通して、貴重な経験がたくさんできる場だと思っています。中には検察庁の業務のイメージが湧かない方もいると思いますが、私は業務説明会に参加し、具体的な業務内容を聞いたり、職員の方たちと関わったりすることによって検察庁で働きたいと思うようになりました。検察庁にほんの少しでも興味のある方は参加してみることを強くお勧めします。

インタビューコーナー

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 鳥取地方検察庁で勤務する若手職員に、どんな仕事をしていますか?やりがい、魅力は?など、インタビュー形式で聞いてみました。

20代 女性職員

どんな仕事をしていますか?
 私は、現在、検務部門で、事件・令状担当として勤務しています。
 事件・令状事務は、警察をはじめとする捜査機関から送られてくる事件の受理手続きや、起訴・不起訴等の処分決定などの事件の処理手続き、逮捕された被疑者の勾留請求手続きや、被告人の保釈などの手続き、勾留期間満了日の管理などに関する事務を行っています。

やりがい、魅力は?
 検務部門の中でも事件・令状事務は、刑法や刑事訴訟法などの法律の知識が必要な上、身柄拘束などの被疑者・被告人の人権に関わるような業務もあるので、最初は不安でしたが、自分で勉強したり、上司や先輩方に教わったりして、徐々に業務をこなせるようになってきました。責任がある分、やりがいもあると感じています。

最後にメッセージをどうぞ!
 検察庁には、検務部門の他にも、捜査公判部門や事務局部門などがあり、これらの様々な部署に配属されるので、色々な業務を経験することができます。特に、検務部門や捜査公判部門など、他の職場ではできない検察庁ならではの業務に携われることも魅力だと思います。
 業務説明会に参加してはじめて分かることも多いと思いますし、検察庁内の雰囲気も味わうことができると思いますので、少しでも興味がある方は、ぜひ業務説明会にお越しください。

10代 男性職員

どんな仕事をしていますか?
 私は、現在、捜査公判部門の事件管理担当で勤務しています。
 取調べなどの皆さんがイメージする検察庁の代表的な業務を検察官・立会事務官がするのですが、事件管理担当は、検察官などがこれらの業務を滞りなく行えるようにサポートします。
 事件管理担当では、立会事務官の代わりに取調べに立ち会ったり、警察などの捜査機関からの事件に対する相談を受け付けるなど関係機関との対応もしています。

やりがい、魅力は?
 私は、前任が検務部門だったこともあると思うのですが、捜査公判部門を経験することで、事件の受理から処理まで、さらにはその後の公判に至るまでの捜査公判部門の業務の一連の流れをより深く理解でき、今後、他の業務を経験する上でもその知識が役立つと思います。
 また、先ほども説明したとおり、立会事務官の代わりに取調べに立ち会ったり、実際の生の事件に直接関わることができるのも魅力です。

最後にメッセージをどうぞ!
 私は、高校卒業後すぐ検察庁に入庁しました。入庁前は、法律の勉強もしたことがなく、アルバイトなどの働いた経験もなかったので、やっていけるかとても不安でした。
 しかし、そういった不安はすぐなくなりました。入庁後すぐの初等科研修などの研修や、周りの先輩職員の方々が丁寧に指導してくださり、日々、成長を実感しながら過ごしています。
 今、メッセージを読んでいる方の中には、業務説明会に行こうか悩んでいる方もいると思います。私は、実際に業務説明会に行き、そこで初めて検察庁に興味を持ち、現在、検察事務官としてやりがいを感じながら働いています。業務説明会に行こうか悩んでいる人は、ぜひ業務説明会で話を聞いてみてはいかがでしょうか。

20代 男性職員

どんな仕事をしていますか?
 私が現在所属している検務部門には、事件・令状、証拠品、執行、徴収、記録、犯歴採証の各係があり、その中の犯歴採証事務を担当しています。
 犯歴採証事務は、有罪の確定裁判の内容等を把握、管理、調査する事務です。
 有罪の確定裁判の内容は、事件を起訴や不起訴にする際の判断資料となるなど、捜査、公判業務を適正に行うためには必要不可欠なものになります。

やりがい、魅力は?
 犯歴担当は、日々、警察等の捜査機関や市町村からの前科照会に回答したり、全国の検察庁でデータ管理されている確定裁判の前科情報を登録したりといった犯歴の調査や管理を主に行っています。
私が担当している犯歴採証事務は、前科という、事件の当事者や関係者の人生を大きく左右する重要な個人情報を管理するとても責任ある業務です。
 業務としては、照会に対して回答するなど単純なものに思われるかもしれませんが、自分が作成した前科調書が裁判に証拠として提出されるなど、1つ1つの業務が検察官の適正な捜査・公判業務につながる重要な業務であり、とてもやりがいを感じられる業務です。

最後にメッセージをどうぞ!
 このメッセージを読んでいるそこのあなた!
 あなたは、どんな思いでこのメッセージを読んでいるのでしょうか。
 検察庁に興味はあっても、法律って難しいしやっていけるかなと思っていませんか。
 私は、工業科出身ということもあり、採用されるまで全く法律の知識なんてありませんでした。
 ですが安心してください!検察庁には知識・経験豊富な先輩方や高校を卒業してすぐ入庁した職員もたくさんいます。
 また、検察庁は研修制度が充実しており、採用後1年目の初等科研修をはじめ、採用年度に応じた研修を受講することができ、自身のスキルアップにつながるのはもちろん、同期との交流を深め、各種研修の開催地(大阪、名古屋、福岡、広島等)でおいしいものを食べたりすることもできます。
 少しでも検察庁に興味があったり、志望しようか悩んでいるのであれば、説明会等にぜひ参加してみてください。

20代 女性職員

どんな仕事をしていますか?
 私は、現在、立会事務官として勤務しています。
 検察庁の業務は主に、捜査公判部門、検務部門、事務局の3つに分けられます。立会事務官は捜査公判部門に属し、検察官とペアになって、刑事事件の捜査・公判に携わります。映画やドラマで、検察官と被疑者等が向かい合わせに着席して取調べを行う際、もう1人、その傍らでパソコンに向かっている人がいるのをご覧になったことがありませんか。あれが立会事務官です。
 取調べの際は、映画やドラマの作中にあるようにパソコンで供述調書を作成したり、その他にも、起訴・不起訴等の事件処理の準備、公判で使う記録の整理など、業務内容は多岐にわたります。

やりがい、魅力は?
 立会事務官は、直接、被疑者・被告人にも、被害者にも接する機会があります。どちらの立場であれ、多くの方にとっては、検察庁の人と接する機会というのは一生に一度あるかないか、できればそうであってほしい出来事のはずです。そんな、恐らく今後も忘れられないような経験を現にされている方に対して、検察事務官として何ができるのだろうと日々考えながら業務に当たっています。
 支援を必要とする被疑者等を福祉の方面に繋ぐことができたとき、被害者から感謝の言葉をいただいたときなどは、この上ない達成感や充実感があります。
 当事者の方がいつか一連の経験を思い返したとき、検察庁の人と関わったことでより嫌な思い出となることがないよう、また可能であれば、少しでも気持ちを軽くできればいいと思っています。

最後にメッセージをどうぞ!
 検察庁に対して、多くの方は、怖い、堅い、厳しいといったイメージを抱いているのではないかと思います。私も、入庁するまでは多少そのようなイメージを持っていましたが、実際は、職員同士のつながりが深く、何でも話しやすい、聞きやすい環境であると感じています。
 社会正義の実現に寄与するという大きなやりがいがあり、他ではできない様々な経験を積める官庁です。ぜひお気軽に、説明会等にお越しください。

30代 男性職員

どんな仕事をしていますか?
 私は、支部で勤務しており、現在担当している業務は、総務・会計・企画調査の業務を担当しています。
 総務担当業務としては、主に郵便の受発信、職員の出張管理及び休暇状況等の把握などを行っています。
 会計担当業務としては、罰金の現金納付があった際、受領した現金を日銀に払い込むなどの収入金に関する業務や、職員が使用する物品の管理、庁舎関係の事務などを行っています。
 企画調査担当業務としては、図書類の受入れ・保管、各種広報用看板・ポスターの掲示、行政文書の管理などの担当業務を行っています。

やりがい、魅力は?
 検察庁というと、捜査公判部門を思い浮かべる方も多いと思いますが、私は、事務局部門を担当しており、職員が円滑に業務を行うことができるよう、支える業務であると思います。
 事務局部門の業務は、捜査の最前線に立つことはありませんが、先に説明したとおり、様々な業務を行うことを通じて、職員の業務遂行に微力ながらも貢献できているという実感を得ることができる業務です。
 また、分からないことや判断に迷うことがある際は、上司などに相談しやすい雰囲気があり、働きやすい職場だと感じています。

最後にメッセージをどうぞ!
 検察庁では、捜査・公判の業務を通じて、法秩序の維持に貢献しているという実感を得ることができ、また、捜査・公判業務以外にも検務部門及び事務局部門においても多様な業務があるため、様々なやりがいを得ることができます。
 検察庁の業務に少しでも興味を持たれた方は、是非説明会などに足を運んでみられてはいかがでしょうか。

鳥取地方検察庁の紹介

 鳥取地方検察庁では、国民の皆様に刑事司法や検察庁への理解を深めていただくため、積極的に広報活動を展開しております。

詳しくは、鳥取地検広報ページをご確認ください。

鳥取地方検察庁 管内検察庁の所在地・交通アクセス
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